ホーチミンシティの街を歩いていると、昼間から路上で博打をしている人を良く見かけます。
カードゲームだったり、ベトナム将棋だったり、コーヒーやお茶片手に、その辺の歩道の上に車座になって、ワイワイ騒いでいる姿は、とてもありふれた光景です。主に中年以降の男性が多いですが、たまに女性が混ざっていることもあります。
まともに働いている様子もないので、あの人達はどうやって生活しているんだろう?と不思議に思うことも少なくありません。
【買ったはいいが、ほとんど使っていない辞書・・・】
一方で、若い人の真面目さには驚かされます。
仕事が終わってから学校に行く、なんてのはザラです。当社のスタッフも、何人か終業後に語学学校に通っているようです。
彼らがプライベートを自己研鑽にあてる理由は、とてもシンプルです。
「今持っていない知識・能力を身に付けて、良い仕事に就いて、良い給料をもらいたい」
この一点です。
彼らに刺激されて、ぼくも英語学校に通い始めているのですが、学校でのdiscussion timeにクラスメイトに対して「どうして英語を勉強しているの?」と聞いても、まず100%上記の答えが帰ってきます。このエントリなんて、まさにそう!と膝を打つ思いです。
翻って、日本ではどうでしょう?
社会人になっても何らかの勉強をしている人は、とても少ないように思えます。10年後、20年後、この差はどんな形になって現れるのでしょうか?
ところで、ぼくが英語学校を探す時、「ベトナム人講師でなく、ネイティブ講師がいる学校」という条件で選びました。ベトナム人の英語は独特で、相当語学力のある人でもお世辞にも「綺麗な英語」とは言えないからです。せっかく学校に通うのに、ベトナム訛りだと意味ないもんね・・・
(ちなみにこの条件に「日本語対応」というのを加えると、値段が一気に跳ね上がります。。。)
ベトナム語訛りについてもう少し詳しく言うと、そもそもベトナム語では子音の発音が独特で、例えば「music」を「ムシッ」と発音したりします。(もちろん少なからず個人差はありますが)
クラスメイトに「What kind of ムシッ do you like?」なんて聞かれても、絶対に聞き取れません。。。
結果として、イギリス人teacherのクラスに入ることができたので、まずは一安心、と言いたいところですが、イギリス人の喋り方もなかなか聞き取りにくいんですよね・・・まあ、自分のヒアリング能力の低さが一番の問題なので、Skypeでのオンライン英会話も併用することを考えています。
ちなみに、英語学校のクラスメイトは、みんな18-22歳のベトナム人。
ベトナム人は、日本人に比べると年齢に対して随分子供っぽい印象を受けます。背が低く、小柄なこともありますが、キャラクターがとても純朴かつ天真爛漫で、20前後の子なんて中学生か高校生にしか見えません。
しかもみんな、pre-intermidiateクラスからそのまま上がってきたらしく、そもそも仲が良い。休み時間はいつもキャッキャしてます。それをニコニコと作り笑いで眺めるおじさん二人・・・
ただでさえ15歳以上も年が離れているのに、もう何というか、ジェネレーションギャップは加速するばかり。
・・・そんなこんなで四苦八苦しつつも、週3回、10週間のカリキュラムを、途中で心を折ることなく頑張っていきたい、と願ってやまない今日この頃です。
Xin chào!