家の近所に美味しいラーメン屋さんがあることは、ぼくにとってわりと重要です。
しかし住居を選ぶ際に近所のラーメン屋の存在をあらかじめ考慮に入れるなんてことはまずなく、つまり結果として美味いラーメン屋があるかないかは単純に運に左右されることになります。
前々から書いている通り、ぼくは最近引越したばかりで、加えてひとまずは定年以降も続く予定のローンを組んで腰を据えたわけですので、周辺地域の状況ってのは、今後の人生の過ごし方に大きく影響を与えることになります。
引越して1ヶ月が経ち、十分とは言えないまでも休日にはご近所を散策している中で言えるのは、こと食においては非常に恵まれた立地であった、ということです。
どれくらい恵まれているかと言うのは追々綴っていきたいと思いますが、何はともあれ、ラーメンです。
家から徒歩数分の場所に「しま坂」というラーメン屋があります。
特に事前の情報もなく、ただご近所だからということで訪れたのですが、これが幸運にも、メチャ美味いお店でした!
スープは魚介の香りが強く出た濃厚な味わいで、とにかく濃度が半端ない!
味も目茶目茶濃くて、率直に言って、辛いです。
しかし何故かスープを掬うレンゲが止まりません。
濃いくせに、まったく飽きない。
食後、残ったスープを雑炊にしてもらうのがパターンなのですが、正直残したくないほど美味しいです。
麺は中太。しっかりした食感で美味。
極めつけはチャーシュー。同じくラーメン好きの嫁さんをして「今まで食べたチャーシューの中で一番美味しいかも」という出来栄えです。分厚いけど、香ばしくて柔らかい。脂もしっかりあるんだけれども、臭みゼロ。豚の旨みが口の中に広がります。
締めの雑炊も、当然ながら外せない味わい。
あれだけ中毒性のあるスープで作るのだから、当たり前です。
これまで何杯食したか分からないラーメンですが、この店はマイラインキング的にもかなり上位と言って良いかと。掛け値なしに。
そうそう、一度行くと、スタンプカードがもらえるのですが、これがトッピングorちまき無料のパスポートも兼ねてます。
回数無制限なので、行く度にちまきが付いてくる、という訳です。嫁さんがちまき好きですので、ここもポイント高いです。
また、二人の幼子を持つ身として、ベビーカー押した家族連れでも気兼ねなく入れるかどうかというのも、結構重要なポイントです。
「しま坂」は決して広くはない店内でありながら、いつも気を遣って場所を確保してくれます。こういったケアは、本当に大切だと思います。
最寄り駅は大岡山、駅から徒歩5分くらいの好立地ですので、目黒区在住の方、東急目黒線沿線の方は、是非一度立ち寄ってみてはいかが?
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グルメレポ:しま坂(大岡山・ラーメン)
家づくり・漆喰
昨日(というか今日)、朝4時までかかって、ようやくリビングの壁塗りが完了しました。
今回購入した家は築33年の古い家なので、壁紙は破れているわ、クローゼットの扉は合板の木が剥離して一部べろーんとめくれているわで、結構大変な状況なのです。
通常このレベルの家を買う時は、大幅にリフォームを入れるか、匠ばりに建て直すかするらしいのですが、購入代金だけでヒーヒー言ってる我が家にはそんな余裕もなく・・・
ライフスタイル的にセルフビルドとかハーフビルドといったワードに若干の憧れもあり、まず購入して、その後時間をかけて可能な限り自分達でやることに決めていました。
そんなわけで、もともと(賃貸時代から)壁紙というものが嫌いだったこともあり、引越翌日からせっせと漆喰塗りに挑戦しているわけです。
いわゆる本物の粉漆喰だと練るのがおそろしく大変とのことなので、今回は既に練ってあるこちらの商品をチョイス。
とりあえずリビング用にホワイトを20kgと、トイレ用にベージュを4kg購入。
ちなみに上記商品、お手軽な練り漆喰の中では最もコストパフォーマンスが良いです。
ぼくはネットで物を買う時、楽天・Y!ショッピング・Amazonなど複数サイトを調べまくって買うのですが、この商品は圧倒的に安かったです。
何といっても特徴は、壁紙の上からそのまま塗れる、ということ。
また、すでに練ってあって、開封後すぐに塗れる、ということ。
壁だけでなく、天井にも塗れる、ということ。
同じような特徴を持つコレとかコレとかコレとかコレなんかに比べても、コストパフォーマンスの差は歴然。
他にも、LOHASな人たちに大人気の珪藻土やシェルペイントなんかもあったりしますが、いずれにせよ今回の商品選びは大成功だったと言えます。
プラス、
- マスキングテープ(大量)
- 養生シート
- コテ(大・小・仕上げ用)
- コテ板(100均のちり取りで代用)
あたりを揃えたら、あとはひらすら塗るべし!塗るべし!。
塗り方は、まずコテを使って薄くひたすら伸ばすように一度塗り。
一度塗りが乾いたら、二度塗りで厚さと模様を付けていきます。
所詮は素人仕事、芸術的なコテさばきは望むべくもないので、今回はゴム手袋をして文字通りのハンドメイドで漆喰を乗せていきます。
途中から慣れてきてどんどんスピードUPしてきますが、慣れない体勢を続けなきゃいけないので、体はかなり痛みます・・・
それと、なんだかんだで結構漆喰が手についちゃうので、手の皮膚がガビガビになります(漆喰は強アルカリ性のため)。
あと、基本仕事から帰ってきて塗り作業なので、毎日寝不足で結構しんどいです。
出来栄えは、自分で言うのも何ですが、なかなかのものです。
今朝からリビング床のリフォーム屋さんが入っているのですが、そこの大工さんにも「すごいね、これ。何で仕上げたの?手?へえー、上手く塗れてるよ!」と嬉しい褒め言葉。
写真はまた後日、床が完成した時にUPします。
マイホーム購入顛末・1
2008年末から家を探し始め、紆余曲折を経て9月末に購入が完了しました。
何も分からぬままマンションから中古一戸建てや建売住宅を見回り始め、不動産屋にそそのかされて土地購入まで視野に入れるようになり、分不相応なローンを組もうとしては審査に落ち、最終的にたどり着いた家は、築33年のボロ一軒家でした(泣)。
しかしながら立地が非常に良く、折からの地価下落の恩恵も受けて、コストに対して非常に価値密度が高いと自己評価しており、つまりは、かなり、それはもう、満足しております。
この間、Webやらその他様々なネットワークにおいて家購入に対して意見交換やら情報収集を行っておりまして、とかくこの手の話題に対しては「賃貸派vs購入派」などに代表されるアツい議論が交わされることが多いわけですが、
自分としては、
-
・賃貸派vs購入派議論
→ 圧倒的に購入すべき!満足感と落ち着きが段違い
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・マンションvs戸建て議論
→ 難しいところだが、戸建て。理由は同上。管理等考えるとマンションもありなのかも。
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・中古vs建売vs土地+新築議論
→ 建売はやっぱナシ。裏側知ると買う気なくす。土地はとにかくローンが下りん!ベンチャーにいる自分の問題だが。中古は本当にモノ次第。築10年でもイヤーな汚さの家も多い。
という結論にひとまずは落ち着いています。
しかし、築33年は半端ないっす。
覚悟はしていたけれど、ちょこちょこ頻繁なキャッシュアウトと膨大な手間にグッタリ・・・
あとは、ヤツね、ヤツ。
「ゴ」で始まって「リ」で終わる黒光ったヤツ。
で、もしかしたらヤツもね。
「シ」で始まって「リ」で終わる、木の柱とかをがりがりカジルちっちゃくて白いの。
一つ屋根の下にたくさんの生命を感じながら、日々眠りについています。